スペイン旅行記その7~余韻~

スペイン滞在最終日、旅を始めて5日目、ヘレスは4日目。
この日は一日フリー。

お天気も良かったので、電車でカディスへ行って海でも見ようかと思い
ホテルで朝食を取っていると、
ドアマンの人が私を呼びに来ました。

「君に電話だよ」

電話??私に?
「今、鍵田さんとかとお茶してるんだけど、良かったら一緒にどうですか?」

昨日のメンバーの方から。
行かいでか。

ホテルの朝食もほったらかして、広場のカフェへ向かいます。

日曜なので、お店はどこもお休み。

ヘレスは、犬が多かった。あんまり猫見なかったなあ。。。

人通りも少なく、開いているのは、カフェとバルだけ。そう、バルは開いている(笑)

カフェでは、朝からチュロスを揚げています。
揚げたてのチュロスに砂糖をまぶしながら
カフェ・コン・レチェ(カフェオレ)と一緒に食べる。
これがとても美味。

カフェでは、鍵田さん佐藤さん他、団員の方やスタッフの方で
もう少しヘレスに滞在される方々が、朝のだんらんを楽しんでおられ
私も、その中に入れて頂いて、鍵田さんと少しお話しました。

昨日のステージの感想や、今回急にヘレス行きを決めた話など
気さくにさせていただいたのですが
本当不思議な縁だった、と言うと

「そうよねホント不思議なご縁だよねー!
でも、すごい情熱よね!!
びっくりした。
普通出来ないよ。
縁もあったけど
それをこうやって、実現出来たのは
めぐみさんの力なんだよ。

いくら縁があって、同じような話が自分に降りかかっても
仕事忙しいしな、とかさ
お金が無いしな、とかさ
何だかんだ言って、言い訳して都合つけなかったりするじゃない?

そうやって、無理やりでも都合を付けて
ここまで一人ででも来て
こんな風にヘレスで一緒にお話出来るのは
めぐみさんだから出来るんだよ。
これは、誰にでも出来ることじゃないと思う。
めぐみさんだからだよ!」

ご自身の情熱で
今いらっしゃる位置まで来た人の言葉には
ずっしりとした重みと深みがある。
沁みた。
無理やりでも、ヘレス来てよかったなあ、、と
思った瞬間でした。

~・~・~・~・~
自分の想いだったり、情熱だったり、というのは
何かを語ることよりも
行動で分かるものだ、と常々思っている。
いちいち、説明しなくても。

~・~・~・~・~
その後、昨日の公演メンバーで、ギターを弾いていた現地の方のおうちで
ランチを頂くことになってるから、これも一緒にどう?と
誘っていただいて、そちらも同行させていただくことに。

スペインのランチは遅い。
それまで少し時間が出来たので、また少し街歩きをすることにしました。
ヘレスの休日の朝。
のんびりとした空気。

ブティックなどが並ぶメインストリート。
田舎町だけども、品ぞろえは都会的でセンスがいいお店が多い。

散歩を楽しむおじさまも。
ちなみにこのおじさまにこの後声をかけられ
一緒にお茶しようと誘われて大変でしたその1。

しばらく行くと、また教会が。
日曜なので、ミサをやっていましたが、入ってもいい、とのことなので中へ。

奥まで行かず、入口あたりで色々見ていると
この写真に写っているおじさまが、何やら話しかけて急に手を握ってきてびっくり。
一緒にお茶に誘われて大変でしたその2(笑)
若者はおらんのか。

こういう時は、はっきり母国語(私の場合はもちろん日本語)で
「スペイン語しゃべれないの!!ごめんね!!」と
きっぱり断ると抜群の効果です。
気を取り直して。散策開始。

噴水のある広場。

ヘレスには、王立馬術学校があり、こうした馬のモニュメントがよく見られました。

車道も石畳。

いい青空です。

街路樹の新芽。
良い季節に来れました。
この向こうの建物で、フラメンコのレッスンをしていて
先生の大きな声と、足を打ち鳴らす音が響いてた。

ここそこに教会があり、どこでもミサをしていました。
みんな家族そろって正装で来られてた。なんかいいなあ、そういうの。
NYCの教会行った時も、思いましたが。

そうこうしているうちに、待ち合わせの時間。
ホテルの前で待ち合わせて、徒歩でてくてくと
ギタリストの方のおうちまで。
途中、電線に靴が引っ掛かってました。

これは、×××を近くで売ってます、というサインなんだそうです。
サインはいいけど、じゃあどこで??笑

お宅に到着し、テーブルを囲むと
早速、豆たっぷりのスープと、ツナのサラダでもてなして頂きましたが
これが超美味。お料理上手のお母様。
あっという間に食べてしまった。

おうちは大家族で、妹さんとかお兄さんとかその奥さんとかその旦那さんとか
その子どもとか、、、ああもう誰が誰だかワカラン!笑
たっくさんの家族が次々と訪れては
お前も歌え、お前も何か弾け、と言っては誰かが踊りだしたり。

この小さな子どもたちも、ひとふし踊りのまねが出来たりする。
生粋のヒターノの音楽一家。

とても幸せな時間でした。

~・~・~・~・~
私は典型的な核家族で育った。
母の両親は、私が生まれるとうの昔に他界しており
郷里や親族は皆遠く
父方も、郷里は近く無かったため
徒歩や電車でちょっと行って気軽に寄れる距離に
親族はいなかった。

いつも親族のところに行くのには、大移動。
当時は車も無かったので
母の郷里に行くには、バス→私鉄→新幹線→特急で何時間も揺られ、
まだそこからタクシーか私鉄か。。。
父の方も、電車を何度も乗りつがねばならず
いわば大仕事だった。

ので、休日にふらりと家族や親戚が訪ねてくる、ということは無かったので
そういう習慣がよくわからない。
友人が、よく子どもをおばあちゃんのところに預けたとか
昔預けられてた、とかいう話を聞くと
こういう感じだったんだろうなあ、と思う。

この家族は、子どもをみんなで育てている感じがした。
こういう子どもは、暖かな強さを持って、育つのだろうなぁ。

~・~・~・~・~
まぁ全く悔しいことに、スペイン語が分からないのは自分だけ。
それでも、家族の温かさと
音楽の楽しさに包まれて
夕方までのんびりした時間を、そのおうちで過ごさせていただきました。

ヘレスの地元の、家族のおうちでの昼ごはん、なんて
普通の旅行では、こういう時間は、味わえませんからね。。。♪

さて、最後の夜。
今日はみんなで、サンルカールという海辺の街まで
シーフードを食べに行く、ということで
こちらもお誘い頂いて、タクシーに分乗して海辺の街まで。

この道中、ヘレスに来た時の電車で見た
草原の中のハイウェイを走ったのですが
物凄い星空でした!
この写真が無いのが残念だけど
草原に、星が本当に降ってくるような。

オリオン座がとても低いところにあって
不思議な、壮大な光景。
あれは写真に撮りたかったなあ。。。

そしてサンルカールでは、少し歩いて海辺まで。
真っ暗な海辺は遠浅で、昼間はとても美しいそうです。
で、お目当てのシーフード。
こんな広場に面しているお店。

バルスタイルで、外にテーブルとイスがある、というのは
スペインの定番の風景。

アヒージョ!

他のは。。美味すぎて写真撮るのすっかり忘れてました(笑)
やっぱりここでもFINOで酔い。
一体ヘレス数日いる間に、どれほどFINOを飲んだだろう。
元々ヘレス行きを決めた時は、
この日の朝帰る予定だったのですが
もう1日、祭りの余韻を楽しんでもいいか、と
思いつきで滞在を伸ばしたのだけど
伸ばして良かった。。。

帰っていたら、こののんびりとした
そしてスペシャルな、日曜のヘレスは、味わえませんでした。

===
宿についたのは深夜。
数時間後の、朝6:15の電車で、ヘレスを発ちます。
皆様とは、宿の部屋の前でお別れして
酔った頭のまま、まずはシャワーを浴びて
荷造り、荷造り。

4日間を過ごした部屋。
毎日掃除が入り、タオルをいつも新しいのをたくさん入れてくれていて
とても快適でした。

バルセロナで買ったカバンと、これまでの海外旅行全てに連れてきたトランク。

目覚ましを2重にかけて
5:30には、宿を出発。
早朝のヘレス・デ・ラ・フロンテーラ駅。

さあ、帰ろう。
と、言っても。
ここから、なんと、28時間の旅です(笑)

ヘレス~セビリア~バルセロナ~ドバイ~関西空港。
まずは、セビリアまでの電車から。

この28時間の間に
色々と思い返し、次への想いが渦巻いた、帰路旅。

というわけで
総集編に続く♪

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