旅と住処

一昨日ライブの後、後輩と軽く一杯。
旅の話になる。

来年大きな旅に出ようとしている後輩と話していて
今年、ヘレスとトルコを歩いたことを思いだす。

〜〜〜
旅をするなら、若い方がいい。
というか、若い時にしか出来ない旅が、確実にある。

イスタンブールはアジア大陸とヨーロッパ大陸を海を挟んで抱えるという
ダイナミックな場所ということもあり
どこへ行くにもかなりの急斜面だ。

旧い石畳、細く曲がりくねった急な坂道。
人と店と車と路面電車が入り交じり
交通法規は無いに等しい。

バスが入って行けない場所も多く
高齢になってから行くとなると
大きなバスが入れる観光スポットを数カ所回って終わりだ。

イスタンブールらしい、ごちゃごちゃとした街を漫歩するような楽しみ方は
身体的な問題で難しくなる。

ヘレスも、少なくとも飛行機を2回乗り継がねばならない。
10時間、5時間、2時間。

街へ入れば、街中に電車は無い。
そういう場所は、国内海外、どこにでもある。
そして、その街らしい場所というのは、往々にして
大型バスや、アクセスの便利な交通手段では行けない。

あるいは、長期で滞在する海外。
可動域が、若いときと年取ってからでは、全然違う。

〜〜〜
海外は国内全県を見てから、という
わけの分からないこだわりを持っていた私は
高校を卒業したその瞬間から
青春18切符や車、フェリー、民宿、といった安い旅で
国内を旅行しまくった。

LCCも無い時代だから
飛行機なんて、高くて使えなかった。

まずは端っこ制覇で、最北の島・礼文島
日本最北端の宗谷岬、東端は納沙布岬
本州最北端は大間崎、最南端は潮岬、、、、、
まだ日本最南端の波照間は行けていないが、その手前の竹富までは行った。

ネットも無く、乗り換えを検索なんて出来ない時代。
時刻表と地図を頼りに、旅行の日程表を書き
時には乗り換えに失敗して
僻地の何も無い単線の駅で3時間以上次の電車を待ったり
車で次の目的地を探すうちに
街灯の無い、バックも出来ないような
地図に無い細い山道に迷い込んでしまい
危うく野宿(というかほぼ遭難)しかかったこともある。

しかしそのおかげで
海外へ初めて行った時も、大して違和感は無かった。

〜〜〜
年を取ってからでも出来ることと
若い時しか出来ないこと。

若い時には、若い時しか行けない場所、出来ないことを
若い人には選択して欲しい。
フィジカルな理由で出来なくなることは
沢山ある。

そして若いうちの失敗は、早い内にリカバー出来る。
年とってからの失敗は、リカバーは出来ても
そのことにとても時間がかかってしまい
リカバー出来た頃には、また、年を取っている。

〜〜〜
今やらねば出来ぬこと
今やらなくてもいいこと
今やらなくても別にいいことは
先に送ればいい。
明日やれることは今日やらなくていい。

〜〜〜
私は旅人だから
いつも次の旅を探している。
だから住処は、慣れたところが好い。

それも、旅を重ねた結果の、今の選択。
大きな旅をする、その後輩が
どんな風に次を選んで行くのか
楽しみで仕方ない。

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