踊り子の靴

先日、2/7の【フラメンコと和の出会い】のリハーサルに
初めて参加してきた。

全員でのリハの前に、ギターの斎藤さんと、佐藤浩希さんに
フラメンコカンテ(歌)に初めてトライする私のために時間を作って頂いて
2時間みっちり、カンテだけのリハーサル。

・・・
3歳でピアノを始め、紆余紆余曲々折々を経て
プロとして音楽をやり始めて、15年余り。
これまでの、自分なりの音楽観、美学、スタイル、理論
全てを
木端微塵に打ち砕かれるリハーサルだった。

打ち砕かれすぎて
何にも残らなくて
もはや、ただ清々しかったよ。
牙突零式だよもう。(分からない人はスルーしてください)


リハーサルが少し一段落したころ
鍵田真由美さんが入ってこられた。
「お久しぶり~~~!ヘレス以来ね~~!!」

日本のトップバイラオーラとして君臨する真由美さんだが
本当に、ほがらかで、可愛らしい方である。
入口で、靴を履きかえられる。
その間、他の出演者の方とあいさつを交わす。
初めてお会いするかたばかりだ。

その後ろを、奥へ向かって真由美さんが歩いてゆかれた
その足元の、靴。
シューズに貼ってあるスエード?の皮が
ぼろぼろに剥がれていた。


踊り子の靴。
剥がれた皮は、彼女の汗、涙、笑顔、悲しみ、憂い
人生の欠片。
訴えかけてくるその道具に、震えた。


技術屋は
あるものを、どうにかする。
芸術家は
無いものを、どうにかする。


無いものを、どうにかしようとする人々とのリハーサルは
これまでに無く、濃く密なものだった。
リハでの課題を家に持ち帰り、練り直し、詰めて
来週半ばから、リハ、リハ、リハ、で、本番。
この舞台。

ぜひ体感しにいらしてください。
◆2/7(土)◆
フラメンコと和の出会い
@新橋演舞場

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