青春

ここのところ、ライブやリハーサル、セッションにレコーディング、と多忙中の多忙が続き、家の中がとっ散らかっていて、あまりに落ち着かないので、とりあえず押し入れを片付けようと、押し込んだままになっていた冬布団を出すと、その下にあった高校の卒業アルバムが目に入った。
これだけは、自分の原点としていつも手元に置いていて、たまに見返すのだけど、裏表紙の1ページ前に、これまで気付かなかった封筒が挟まっていた。
中を開けてみると、卒業後すぐにあった、学校創立80周年記念の、記念品。学校のOBでもある、小磯良平氏の絵のついたテレホンカード(時代だなあ。。。)のセットで
その表紙に、こんな言葉が書いてあった。

【青春】
青春とは、人生のある期間を言うのではなく
心の持ち方を言う。
逞しい意志、豊かな創造力、炎ゆる情熱、
安易を振り捨てる冒険心、
こういう心を青春という。
時には20歳の青年よりも
60歳の人に
青春がある。
年を重ねるだけでは、人は老いない。
理想を失う時、初めて老いる。
歳月は、皮膚のしわを増すが
情熱を失うとき、心はしぼむ。
70歳であろうと、16歳であろうと、
人の胸には、
驚異に魅かれる心、未知への探求心、
人生への歓喜がある。
人は信念と共に若く、疑惑と共に老いる。
人は希望ある限り若く、失望と共に老いる。
===
このカードをもらったときは、全く心に触れていなかったこの言葉。
卒業して20年余り。
長い歳月を経て、この言葉を読む時
その文章は、命を吹き込まれたかのように
鮮やかに、生き生きと、心の中で、輝き始める。
これが、年を取る、ということなのか。
過ごしてきた年月、日々の一瞬ひとときが
急速に、いとおしく思えてくる。
===
まっすぐと言える人生では到底無かった。
けれど、私の部屋にあるベンジャミンのように
複雑に編まれた数本の幹が、年月を経て、一つの幹となり
2度も枯れたのにも関わらず
今は私の背を悠々と超えた、他の何処にも無い、強い木になっているように
いくつもの枝が絡み合って、歳月を経て一つになったから
今の私という幹があるのだと
昨日と今日の、DUO、そして弾き語りのライブを経て、改めて、感じた。
===
トップギアで走る戦車のような毎日に
さすがの自分もギブアップしそうな時があるけれど
今はこの、ダートコースを走らねばならない時期なのだと思う。
道が無いところを行こうとしているのだから、仕方ない。
それを選んだのも、また自分だ。
そして人生には、少々無理をしてでも
乗り越えなければならない時、というのが
確実にある。
===
今日のライブで終演後
「今日は4回も泣かされた」と言ってくれた人がいた。
歌を聴いて、涙を流してくれる人が居る限り
私は歌い続けられるし
私が、歌を歌うということに
意味があるのだと思う。
この世にこんな素晴らしい歌があること
今、歌う状況があること
歌を書くことが許されること
歌う力を賜うたこと
I sing because I’m happy
I sing because I’m free
“His eye is on the sparrow”

■9/11(土)弾き語りソロ〜CALL vol.1〜セットリスト
Moon River
Someday my prince will come
いっそセレナーデ/井上陽水
Baltimore Oriole/George Harrison
Calling you/Gevetta Steele
Cheek to Cheek
The Way We Were/Barbra Streisand
New York State of Mind/Billy Joel
On the Sunny side of the street
Let it be/The Beatles
We’re all alone/Boz Scaggs
I Wish/Stevie Wonder
The Rose/Bette Midler
His eye is on the sparrow
<Encole>
What a Wonderful World
星降る森/heat elements

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