崖の途中で

【半端ない】
物事が中途半端でなく、徹底していること。程度が甚だしい様(デジタル大辞泉より)

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凄いもの、超絶なものを見聞きした時に昨今、若者だけでなくいい年こいた大人までよく使うこの言葉の使われ方。

“まじパネー!!!!”

てめーのさっき買った15センチの百均物差しで測れなかっただけでぱねーぱねー言うんじゃねーよ。

、、、あ、いやぁね、お下品(・ω<)
もとい。

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一昨日から来週のアルテイソレラ・フラメンコ舞踊団の新作公演”無限”のリハにやっと合流した。
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フラメンコ界ではまさかの、と前評の高い、鍵田真由美さんと、大沼由紀さんの競演。
ぱねー
なんて、到底言えない。

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技力、経験、努力、天賦、思考、苦悩、年齢。

その人をその人たらしめているものには多くの要素がある。努力しただけでも、年を重ねただけでも、より高いところへは決して行けない。
磨き、高め、登り続けていくと、頂上に向かうにつれて道は細くなり時には道すら無く、傾斜はどんどんきつくなり、振り落とされてゆく者達を眼下に眺めながらも、手を差し伸べたらこちらまで巻き添えを食う。
残る者も減り、出会う者も少なく、孤独の旅路。
その険しい崖の途中で、別の経路で来た者とふと、出会うことがある。

そこに同じタイミングで辿り着いた、というただ一点で出会う。どちらかが先に通り過ぎても、出会わない者同士。
全く違う表現、全く違う手口。

共鳴するのは、今、出会ったから、という【瞬間】に他ならない。
天賦の才の苦悩と孤独。
努力の才の苦悩と孤独。
どちらが優れ、どちらが正しく、どちらがより苦労したわけではない。選び選ばれ通ってきた道が違うだけ。

そういう者の孤独が鮮烈に正面からぶつかり合う時に、感動は生まれるのだと思う。

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というような舞台になると思います。
ぜひ来週26、27は、日本橋劇場へ。
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