人、生、死〜アルテイソレラ新作公演【無限】〜

アルテイソレラ・フラメンコ舞踊団、新作公演【無限】
無事終了しました。
沢山のご来場、本当にありがとうございました。

なんと”天上の花”レコーディングメンバーのmaikoさん、BJ笹井克彦氏の二人が見に来てくれました。笹井は初日の初演を、maikoさんは千秋楽に。お二人の感想もまた、ゆっくり聞いてみたいところ。

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自分の中で、死生観、というのはずっと一貫した主題。オリジナルを書く時は必ずこれがどこかに仄かに匂うように書くのが自分の主義であり手技。

人、動植物、物。全てのモノの誕生は生まれた瞬間から死に向かい、死んだ瞬間にまた生まれる。生の喜びは性の悦びであり、頂点の官能はいつも死の匂い。こういう言葉を並べると一気に厨二病くさくなるけど、第二次性徴まっさかりの正に中2前後に多くの人はこの”死”というものを意識し始めるのだと思う。

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最初に死、というものを意識したのは未だにはっきり覚えている、10歳のある夜。動物が死ぬってことは、私も死ぬんよな。死ぬって何やろ、と思った。このまま目が覚めないってことなのかな。それはやだな。死ぬまであと何年あるのかな。寿命が70歳だとしたらあと60年、今までの6倍。80年なら7倍。そういう割り算が年を取るごとにずっと続いてきた。

今回この”無限”の話を頂いて、生/死がテーマということを聞き、そして全て日本語のオリジナルでやる、と聞いて、今まで自分が何で血反吐を吐きながらもこれに執拗に拘ってやってきたのか、螺旋が繫がるのを感じた。

ら、中島千絵さんからもらった曲の歌詞に ”巡りめぐる命の螺旋” てあって、鳥肌立つよねマジデ。

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舞踊家、ミュージシャンのそれぞれの素晴らしさを上げればキリが無いが、今回の公演で何より感じたのは演出/振付けの佐藤浩希氏の圧倒的でバカみたいな「人が好き度」

これほど”人が好き!”な人が、世の中にどれほど居るだろう。この人の開けっぴろげで(もちろん超絶良い意味で)、相手から受け取るのにも、自分から発するのにも、どちらにも垣根も扉も鍵も無い、田舎の農家の縁側みたいな人は珍しい。中全部丸見え。奥はちょっと仄暗くて見えにくいんやけど、縁側に入って腰掛けて部屋を覗くと見える。会うたびに、この人愛されて育ったんだろうなーといつも思うのだが、それもこの人の性格が、周りをそうさせるんだろう。

何か自分のアイデアや創作、思いつきを外に出す時、多少なりとも、これ言ったらどう思われるかな、という気持ちがあるものだと思うが(少なくとも私にはある)、この人にもあるのかもしれないが、よくもまあそんなアイデアをてらいも気取りもなくさくさく出せるもんだな、と毎回思う。それが凄い。ええええ!?というようなことも多いけれど、そのビジョンが見えると、ああ、なるほど。。。と納得してしまう。

そのビジョンの具現を象徴したのがきっと鍵田真由美さんと大沼由紀さんの二人芝居のシーンだったんだと思うが、毎回全然違うのだが(即興らしい。凄。)個人的には、逆も一度みてみたい。真由美さんが死、由紀さんが生。表に出ているものはその人の真性の逆、というのが私の理論。んふふふ。

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踊り手、ミュージシャン、一人一人のことも書きたいけどキリが無いのでこの辺りで。

ま、結局この”アルテイソレラとその愉快な仲間達”に引っ張られてしもたわけよ。横浜移住もね。

最後にもう一度。来て下さった皆様本当にありがとうございました。

そして共演者の皆様。また必ず。
写真1枚目:2日めの朝の劇場前。安定のド快晴。
写真2枚目:真由美先生と二人芝居。酔っぱらった末の所行といえホンマスンマセン。
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