Elements〜GWライブサーキット記その3

高槻ジャズストリート狂想曲の疲れからようやく復帰しつつあります。あれから1週間。ジャズストの後の2週間くらいは毎年、そこだけ時間が圧縮されているのじゃないかと思うほど異常に早い。というわけでやっとこの人々の話を。heat elements。

IMG_9355
3月に小さな関西2daysをやって、今回のジャズストリートは久しぶりにホールでのライブとなったヒーテレ。
なんと!
✨12年目!!
に入りました。2009年のジャズストで、その日はピンチヒッターで入ってくれた古賀くんが、ステージ中に”僕このバンドやりたい!”てそこからホントに加入してくれてから、丁度10年。その記念すべき最初のステージがこちら。2009.5.3西武高槻前ステージ。この時古賀くん、ノーリハで月の涙。よーやるわ!笑

20090510_561373

20090510_561371

20090510_561370

↑やっぱりみんな、ちょっと若いw

活動ペースは決して多くはありませんが、アルバムも2枚出して、1st”Bloom”はすでに900枚、2nd”Scratch”も400枚ほどのセール。着実にじっくりと、そして確実に前へ奥へと進んでいっています。そしてこの4でやっていくことが、やる毎に意義深く、そしてさらに楽しくなってきてます。

ジャズストリートで久しぶりに発表した新曲”Elements”。春の関西ツアーで発表したものですが、この節目にあたり、どーーーしても新曲を書きたかったのです。

+++

年々、日本語で曲を書くハードルが上がっていくのを感じる。自分が曲を書くときに最も注力しているのは、初めて聞いても何を言っているのか、言葉がすっと耳に入ること。歌詞の内容、言葉選び、メロディとの調和は最大の焦点。

もう惚れた腫れた、恋して嬉しくて振られて悲しくて、で間が持つ年齢ではなく、かと言って人生訓を最もらしく垂れるのも粋じゃないし。

日本で日本語で歌い続けるということは即ち自分が今何を考えているのかを衆前に晒すことに他ならない。サウンドも歌詞もほんわかとした温いイメージでは書けない。思考の焦点が緩いと歌詞もばらばらになり、結果としてメロディもコードもほんとダサいのしか出てこない。

よっしゃこれや!と書きはじめても、書き進む途中で自分の考えていることがいかに曖昧な、ぼんやりとしかしていないものなのかが分かってくると、何度も折れそうになる。今回も5回くらい、やっぱり無理や、書けない、となった。というか例の”XANADU〜桃園郷”を書いて、ずっと言いたいことはこれだった的な一つの到達点にたどり着いた感があり、以降、オリジナルを書こうとしては書けなくて筆を置いていた。

今回はヒーテレ関西2days前の3/19~23の5日間を新曲書き日として当てていた。よく聞かれることなのでここで改めて書いておくが、曲は決して「降りて」なんか来ない。そして自分の身を”削って”書けるのは頑張っても数十曲で、そんなものは創作でもなんでもなく、ただの排泄物でしかない。

何を日々考え、誰と交わり、見つけては失いまた探し、拾っては捨て、その繰り返し。メモや紙の端切れやiPhoneのメモやパソコンのメモや、あちこちに気づいた言葉を書き留める。曲書きの初日はいつも、書こうとしている曲のサウンドと歌詞のイメージを雑多に走り書きするところから始まる。3/20から本格的に書きはじめたが、イマイチ進まない。書こうとしてたテーマについて、書き始めるとそれほど心が奮わないことがわかる。これじゃないのか。うーん、どうしよう。何書こう。つか、あと3日で書けるのか。。

明けて3/21。さぁて書くか、と思ったところにまさかのイチロー選手の引退のニュース。

夜中に会見を開くという。SNSでは会見を見ている人たちの声が散見されたが、生でその会見を見ると、今書いていることにダイレクトに影響があり過ぎる気がした。ホットすぎるものは伝わらない。この日は案をひと通りまとめたところで終わり、3/22。

今日ある程度形にならないと厳しいが、覚悟が出来たのでイチロー選手の引退会見をネットで見る。ところどころ止めて、彼の言葉を噛みながら、全84分の会見を3時間ほどかけて最後まで見る。

ふーーーむ。。。

一度頭を冷やす必要があった。その間に、サウンドイメージも揺れる。いま、決めない方がいいな。。。

3/23。最初に決めていたサウンドイメージをもう一度練り直す。

歌詞のキーワードの帰結先が見えて、曲のイメージにも焦点が定まっていくときの感覚は、言葉には表現出来ない独特の感じ。あぁ、あそこに行けばいいのか、そんな感じ。

ここから書き上がるまでの1.5日くらいはあまり覚えていない。いつもこの時の集約の仕方は、不思議な感覚で、且つ、ものすごい疲れる。集中力かなあ。

で、ツアー前日。3/24、14時にやっと書きあがった新曲は、3/25、26の大阪〜淡路島ツアー、そしてジャズストで発表して、まだどこにも歌詞を発表してないし、音源も出してないのに、聞いてくださった方が「歌詞にメンバーが入ってた!!!」と気づいてくださったのが驚きであるとともに、めちゃくちゃ嬉しかった。メンバーですらリハでも気付かなかったのに!(っていうかメンバーには歌詞を見せてたのに!w)

+++

ジャズストリートでは事前のリハもできず、しかも笹井は当日、前の会場からダッシュして飛び込みで、サウンドチェックもほとんど無し。でも、音がいつもの音に集約していくし、やりづらい環境でも自分たちの音にできるのは、やっぱ続けてきたからかなあ、と。

誰かが死ぬまできっとやるんだろう。なんやろな。もはや音楽としての実家みたいな場所。

また秋あたりにやります!

⭐️ヒーテレ@ジャズストリートの動画がフルでUPされています。ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=zSXzEcxdHiw&t=1955s

IMG_9143

ジャズストステージ後みんなでご飯。
相変わらずeat elements。

<heat elements>
奥本めぐみVo/Pf
古賀和憲Gt
BJ笹井克彦Bs
衣笠智英Dr

+++
Elements

どんな夢もいつか終わる
たどり着くか、諦めるか

始まりは些細なこと
黄金色の衣擦れの音

終わるだけなら なぜ夢見るの
空はどこから 空と呼ぶのか
あの日もしも聞き逃してたら
巡り会えることはなかった

夢はこの手が届かない空に憧れること、じゃない
その足で、そう、一つ一つ刻んで来た
この名前

理由と答えを繰り返して
その最後に残るものは
おとぎ話の幻じゃなく
君のその手で開けてきた扉

何かになるためだけに 遡って時を刻むような
偽りの今は捨ててしまえ
空の始まりはこの足音

問い続けた最後の答えは 目的でも意味でもなく
理由が全て消えて ただひとつ残るもの

駆けて来たこの大地に風が吹き続ける限り
足元から広がる空を歩いてゆく
歌い続ける

La la la….

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です