鎮魂歌
宮古島からの帰りの飛行機で、思いついたフレーズがあり
それをモチーフに、鎮魂歌を書いている。
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いつまでも
夢じゃないことも理解してるのに
どうしても
泣き叫びたい思いが込み上げたりして。。。
私たちに寄り添ってくれて
もう18年?
まだ2、3年のような、気がしてます。
頑張りましょう。
貴女の優しさに
娘のために
私の為に
また来てくれるのを、待ってますね。
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震災で逝った亡き友の親御さんから頂いたメール。
阪神淡路大震災は、今も、終わってはいない。
そしてそういった、大きな災害の影に隠れて
台風、水害、天災、事故、病気、、、
・・・人それぞれの悲しみは
数や規模の大きさで、比べられるものではない。
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直後なら許された涙も
時が経てば、何を今更とか
もっと悲しい思いをしている人はいるのよ、と言われたり
自分でもそう思ったりして
だんだん、泣くことを許されなくなるけれど
そうやって、時間が経ったら簡単に
じゃあここで、と言って
時間を切り分けるように忘れることが出来たら
どれほどいいだろう。
むしろ時が経てばたつほど
状況と感情は浄化され
その人に対する愛しさと、哀しみだけが浮き上がってくる。
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先日の式典の、5時46分前の沈黙のような
時間の分だけ、張りつめた水面。
それを緩め、掌に掬いあげる
時の雫のような
優しく、穏やかな歌に、描きたい。
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昨秋、ベランダの鉢植えに植えた、チューリップの球根。
今朝見ると
小さな芽が顔を出していた。
亡き友が、高校を卒業するときに
こんなことを言っていた。
「白いチューリップの花束もらえたら最高やなあ。」