あの夏を

夏至を過ぎて、夕涼みに良い季節。ベランダにて夏の虫の声を聞きながら、自家製ジンジャーエールで風呂上がりのひととき。

 
+++
 

久しぶりに新曲を作る気分になってきている。曲を書いて人前で歌う、ということを始めてもう20年近い。
 
音楽学校に居た頃、何かの学内イベントの後で、年はだいぶ下のキーボーディストから声をかけられた。曲はあるんだけど歌詞を付けて歌ってもらえないか。出来ればバンドにしたい。私にも、発表したことのない曲がいくつかあった。
 
何度かリハを重ね、初めて自分でライブを打った時のあの緊張感。そういえば、全てオリジナルだったな。。その彼の作る曲もとても素敵だった。Blue in Blueっていうダブル鍵盤+ドラムという変則トリオ。好きだったな。
 
+++
悲しみや怒りを歌に書くのはある意味容易い。辛い別れ、やり場の無い怒り、動機は強力で、言葉ひとつに共感を得やすい。
 
変拍子やトリッキーな曲、めまぐるしく展開する曲も、耳を引き、印象を与えやすい。
 
何でも無いことを、何でも無いように、でも何でも無くは無い言葉と音で書くのが、ほんとに難しい。何でもない、それでいて引っかかるもの。
 
+++
今日、面白い単語を耳にした。名前が無いと思っていた現象に、名前が付いていたこと。chronostasisなんかもそう。そういう言葉は、インスピレーションが広がる。
 
何でも無い現象についた綺麗な名前みたいに、当たり前にある、言葉になかなかされてない機微を、ちょっと引っかかる言葉と音で次の曲では描きたい。
 
+++
20年前に書いた曲の譜面を引っ張りだしてみる。こっぱずかしいけど意外によく出来てる。未熟ながらに時間をかけて作ったんだな。それにしてもタイトルがもう既に青い。ふふ。
 
 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

自家製ジンジャーエール

次の記事

ゆっくりと