歌詞と気持ちと

いよいよ1ヶ月後に迫ったBarbra Streisand トリビュートの準備を進めている。今回は2009年にあのVillage Vanguardで開かれたほぼプライベートなライブ”One Night Only”の曲を中心に構成している。

このライブ自体、その年にリリースされた”Love is the answer”の宣伝も兼ねていたようで、ライブの構成もほぼそのアルバムから取られている。ので、私もこのライブの曲以外に”Love is…”から何曲かやろうと色々選んでいて、昨日やっと全曲の構成が決まったところ。

ちなみにこの”Love is the answer”は、ジャズスタンダードをやります、という主旨で録音されたアルバムなので、全曲ジャズスタンダードで、且つ2枚組。で、1枚目と2枚目は、ナント同じ曲同じ曲順!1枚目はオケ編成、2枚目は同じ曲をDiana Krallカルテットとやるっていうもう贅沢の極みみたいなアルバム。さすがというより他ない。

なので10/3は、バーブラの数曲のスーパーヒット曲と、ジャズスタンダードという構成です。新しい譜面も5曲ほど作成中。

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Barbraのアルバムは、本人による曲解説がついていることが多く、これがBarbra Tributeでもいつもお配りしているプログラムを作るきっかけにもなったのだけど、Love is…の本人解説を久々に読んでいて、とある曲のところにこんなことが書いてあった。

「・・・この優雅な歌詞に表現されている気持ちを、一度や2度でも経験したことがない者がいるだろうか?」

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常々、「今の気持ちに合う曲を歌う」っていうのはなんかちょっと違う気がしていて。もちろん、選んだ曲が今の気持ちをそのまま描いたみたいなことも偶然あったりはするのだけど。今の気持ちに合う曲ばかり歌っていたら、例えば気持ちが落ちているときはひたすら暗い曲、ハッピーなときはひたすらハッピーな、みたいな、それをお聞かせするのも音楽人として違うし、そもそもいつでも自分の気持ちと合わせていたら体が持たない。

自分で書いた曲であろうがジャズスタンダードであろうが、一旦曲になってしまったら気持ちを込めて歌うとかいうこととは全然離れていて、そこに描かれている感情と経験を、歌として表現する、っていうことに尽きると思っていて、そうやって出た歌が、「歌詞に表現されている気持ちを経験したことがある」人に響いて行くのではないかなと。

年齢の経てからのBarbraの歌は、若い頃みたいな無謀とも言えるハイトーンやロングトーンや跳躍の応酬は少し控えめになり、声もいい具合に枯れて、年齢を経て歌うのもいいなあ、と思わせてくれる深みがある。準備しているとつい脱線して、あと2曲譜面にしないといけないのに全然進まない。

10/3、Barbraトリビュート@大阪ロイヤルホース。ぜひお待ちしております。

181003 Barbra Streisand Tribute VIIフライヤー裏

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