Amazing Grace

・・・
私は、何も、分かっていなかった。
何一つ、見えてなかった。
自分が生きるというコトばかり考えて
どうして生き抜くかというコトばかり考えて
自分の視界の中に、自分の周りに、ちゃんとあるのに
気付かず
ないがしろにしていたこと。
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私には
たくさんの、素晴らしい友人が居る。
たくさんの、素晴らしい仲間が居る。
たくさんの、素晴らしい先輩が居る。
たくさんの、素晴らしい後輩が居る。
たくさんの、待っていてくれる人が居る。

私は、周りのみんなに
生かされている。

少なくとも震災以降、私は亡くなった友人に、これまで、生かされてきたのだ。
誰の代わりでもない、その友人に。

その友人が生きていてくれたら、と、今でも思うことがある。
でも、今の私を生かしてきてくれたのは、その友人だ。
他の誰の代わりは効かない、彼女の存在だった。

誰も誰かの、代わりは出来ない。
私の代わりは誰でも居るなんて、どうして思っていたのだろう。
私の死んだ親友が、一人しか居なくて
彼女の代わりは誰も出来ないのと同じように
奥本めぐみという人物は、私しか居なくて
私の代わりは誰も出来ないことに
どうして今まで気付かなかったのだろう。

自分を愛せない人に
どうして誰かを愛することが出来ようか。
人を愛せない人に
どうして誰かに愛されるはずがあろうか。
一般論として認知していたそのことは
自分にもあてはまることのはずなのに
一体何を、求めていたのだろう。

・・・
たったそれだけのことに気付くのに
どうしてこんなに、かかってしまったのだろう。
こんな、大事な
こんな大切なことに気付くのに
どうしてこんなに、かかってしまったんだろう。
今、私の周りに居る全ての人に、謝りたい。
そして感謝の気持ちを伝えたい。
こんな私の周りに居てくれて
本当に
ほんとうに
ありがとう。。。

===
ようやく、心と体と、行動が
一致した気がする。
私はまだ、何も伝えられていない。
何も、歌えていない。
あの日、あの時刻に思ったこと。それ以降に、思ってきたこと。
遺された命を、ちゃんと使いたいと思ったから
想いを、誰かに伝えたいと思ったから、歌を始めたのに
自分の中にあるものを、歌いたいと思ったのに
どうしてそんな大切なことを、忘れてしまうのだろう。

===
折しも、私の古い生徒からこんなメールをもらっていた。
”毎年17日を振り返るめぐみさんの日記を読んでは、人生を変えるような大きな体験を少しでも感じて自分の人生を思うんです。自分はどうなんだろって。
今年もその日がもう来ますね。振り返るきっかけをくれて、いつも生き方を考えるきっかけをくれてありがとうございます。
めぐみさんがイキイキと生きてることで、周りの人がいい影響を受けるんです”

===
コレから先、行き詰まって、悩むことは出て来るだろう。
でも、もうこの根源的な問題で、迷うことはない。
あなたが、ずっと、傍に居るから。
私には、まだ、神様からいただいた命があるから。

【Amazing Grace】
Amazing Grace… How sweet the sound
that saved a wretch like me
I once was lost, but now I’m found
I was blind, but now I see
Amazing Grace, なんて、美しく甘い響きなんだろう。
私のような愚かな者を救ってくれる。
私はかつては、全てを見失っていた
でも、今は見つけられた。
かつては、何も見えていなかったけど、
今は見える。

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