Next Door

扉の向こうに続いていた道に
足を入れたつもりは無かったのだけど
いつの間にかその道を
歩き始めていたらしい。
思えばその扉を開こうとしたのは自分だったが
理由は不純だった。
ギターを始める男性の9割が女にもてるため、と
まことしやかに言われるが
きっかけなんて、そんなものなんだろう。


===
ここへ来るためだったかどうかなんて知らない。
そんなことは別に、大した問題ではない。
自分とは何かとか
何の為に生きるのかとか
死んでも答えの出ないものに心を惑わされている暇があるほど
人生は長く無い。


===
歩いてきた道への郷愁は
ずっと後ろに続いている。
愛すべき想い出に心を焦がしながら
その扉をそっと後ろ手に閉めて
また、歩き始める。

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